すいすい〜と「スイスやま紀行」
スイス一のパノラマとここツェルマットの人々が自慢するのがゴルナーグラードからの眺めという。今日は早朝から赤い登山電車に乗りゴルナーグラードへと向かう予定ですが天気はいまひとつ、雨がパラパラと降りマッターホルンはどうも望めそうにない気配である。それでも予定は決行、電車に乗り込みさあ出発。
ゴルナーグラードまでの乗車時間は約45分、途中リッフェルアルプ、リッフェルベルグ駅をとおり終着ゴルナーグラードに到着したものの案の定マッターホルンはガスの中、その雄姿を見せてはくれません。真下に氷河が流れる、標高3089m(10132ft)の山上、夏とはいえ雨がみぞれに変わりお〜寒いさむい。こんなところで傘をさすことになろうとは。まあこれも話のタネ、下山してつぎの行動をとることにしましょう。
山を降りると天気はもう大丈夫、時間のほうも十分にあり、あと一ケ所くらいはどこかへ上れそうです。で、決めたのがスネガ。ケーブルカーで上ることができます。ただし山の中を行くケーブルカー、駅は近くにあるはずなのですがさっぱりわからない。町中の肉屋にまで入り込み場所を聞きました。
見つけた駅前をうろついていると親切なかたがカメラのシャッターを押してくださいました。それがこの写真です。乗客はまばら、貸し切りに近いところでしょうか。山上の天気も穏やか、雪解けの池があり高山植物が咲きほこる、しばしの高原散歩が楽しめます。マッターホルンも望めるものの半分ガスがかかっていました。明日はここツェルマットとも別れグリンデルワルドへ向かいます。