MkLinux Macintosh サーバ構築奮戦道中



プロローグ 

実のところインストールを始めたのはMkLinuxの方がNetBSDよりも少し早かったのです。最初に手にした本は「MkLinuxお気楽極楽インストール」という丸池樟著、カットシステム刊であった。平成10年3月、これもショッピングのついでに立ち寄った紀伊国屋書店で見つけ買ってきたものです。その後NetBSDに没頭したのでこちらはまったくの休息状態でした。
このときのバージョンはDR2.1でインストールは本のタイトルにあるように簡単にできました。ただ、それ以上のことはまったくわかりませんでした。だってそれまでUNIXなんてさわったことなかったんだもん。
秋になりpre-DR3のCD-ROMが付いた「MkLinux入門キット」村田暢宏著、秀和システム刊を買ってきた。以下はそのpre-DR3の顛末である。

Macintosh

MkLinuxをインストールしたMacはつぎのような状態のものです。
  • PowerMacintosh 8100/100AV
  • メモリー     48MB
  • ハードディスク  増設IBM2.1GB

パーティションを切ればすぐにインストールにかかれます。

インストール

A/UXのパーティションはNetBSDと同じくシルバーライニングで作成しました。
さて、インストールですがたいへん簡単になっており所用時間も30分程度で終わってしまいます。
さて、インストール後liro.confを訂正しての最初のブートではsendmailの起動時にハングアップかと思う程とまっていました。これはnamedの設定後なくなりどうやらここらあたりが原因のようである。
ログインプロンプトが表示され難なく動作にこぎ着けました。

イーサネットカード

運動ズ君とちがいマックは最初からイーサネットつきですのでこの心配はいりません。

named

NetBSDでの苦労したので動作は難なくOKとなりました。ただ、DNS&BIND改訂版なる本に書かれているようにすごく難しい世界のようです。わたしは入口でやめたっと。

sendmail

メールの送信は最初からできました。ただしあくまでも内部環境です。

pop&IMAP

これは添付のimapd4.1.BETA-9bをインストールしてやりました。

www

NetBSDと違いMkLinuxはインストール時にインストールするかしないかの選択ができます。このため労せず動作させることができ設定をするだけです。

X

これもKDEが標準で動作いたします。8100/100ではちょっとマウスの動きがぎこちないですね。それでも洗練されたデスクトップには惚れ惚れし、さすがというほかないでしょう。

netatalk

やはりMac使いとしてはこれを入れないことには始まりません。添付されていたnetatalk-1.4b2+asun2.0a18.2-0a1a.ppc.rpmをインストールしました。いたって簡単、すぐに動作しました。
Macのデスクトップにはこんなアイコンが登場しましたぞ。ついでにブルー色をつけてやった。

近況

プリントは、OKIのMICROLINE700Nをハブにぶらさげています。これはlpstylをインストールし、印刷フィルタのstylasciiをコピーして修正しました。後、/etc/printcapにmlpsというプリンタを追加してやりました。スプールも/var/spool/に用意しました。これでCUIからもXからもプリントできています。ただし、漢字環境はインストールしていません。
1999/01/30 メモリを増やしました。日本橋ソフマップで8MBのSIMMが900円となっていたので2枚買って入れました。16MB、1,800円+税也で、今となってはゴミみたいな代物でしょうがネ。これでMac8100君も64MBになりました。まだ2スロット空いているのでもっとゴミらしくなってくればまた買いましょう。
1999/06/10 アクセスカウンターをインストールしました。たいへん有名なCount 2.5を入れてみました。Supported Platformsの一覧表にはLinuxのみでMkLinuxはないのですがやってみるとうまくいったじゃありませんか。そりゃあLinuxはLinuxじゃもんね。カウントするわするわ賢いなあ。勝手流手順はつぎのとおりです。
1)まず本家のここからwwwcount2.5.tar.gzをとってくる。
2)電子レンジでチンする。アッ、これは冗談で適当なディレクトリで解凍する。
3)wwwcount2.5というファイルがつまったディレクトリができるのでそのなかへ入ります。
4)説明書のSteps to compile and install (Unix)にあるsub-sectionでOKです。
まずはStep 1のmake allを実行します。
つぎにStep 2のとおりConfig.tmplの1行目を修正します。私は、CGIBIN_DIR="/home/httpd/cgi-bin"としています。そして、make installとやります。これでinstallはおしまいです。
5)つぎにConfigurationファイルをちょっとさわります。[options]のauto_file_creation=NoをYesに変えるのと[authorized]にサンプルを参考にURLを追加してやります。
6)あとは適当にページを作りブラウジングすればいいんです。もしもcould not createとかいってきたらデータディレクトリのパーミッションを変えてやればOKです。
1999/06/20 PHP3とPostgreSQLをインストールしました。ついでに、apacheもバージョンアップが必要なのでソースからメイクしました。
1999/10/10 xntpをインストールしました。バージョンはxntp3-5.93e-export.tar.gzです。NTPサーバにはclock.nc.fukuoka-u.ac.jp (public,FUKUOKA)を設定させていただきました。

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